膝の痛み、変形性膝関節症とは|長年の頑張りが形になったサイン
- 勝仁 林
- 2月20日
- 読了時間: 4分

「膝の内側が痛い」「歩き始めがつらい」「夜、ズキズキして眠れない」「長く歩けなくなってきた」
こうした症状で医療機関を受診し、変形性膝関節症と診断される方は少なくありません。
多くの方が「歳だから仕方ない」「もう治らない」と感じてしまいますが、実はこの病気は**これまで体を使ってきた“証”**とも言えます。
よくみられる症状
変形性膝関節症で多い症状は次のようなものです。
膝の内側の痛み
押すと痛む(圧痛)
立ち上がり・歩き始めが痛い
階段の昇り降りがつらい
夜間痛
長距離を歩けない
初期では「動き始めだけ痛い」程度でも、進行すると日常生活そのものが負担になっていきます。
疫学|女性に多く、遺伝も関係する
疫学研究では、変形性膝関節症は女性に多く、年齢とともに有病率が上昇することが示されています。また、**家族歴(遺伝的要因)**が発症リスクに関係することも報告されています。
「変形性膝関節症の発症には、加齢、性別、遺伝、肥満、関節への機械的負荷など複数の因子が関与する」(Anderson AS, Loeser RF, 2010)
一番の要因は「長年の立ち仕事・力仕事」
実臨床で特に多いのが、
立ち仕事
中腰姿勢が多い
重い物を扱う
長時間歩行
といった膝に繰り返し負荷がかかる生活です。
関節軟骨は、一度に壊れるのではなく、小さな負担の積み重ねで少しずつ変性していきます。
「膝関節への反復的な機械的ストレスは、軟骨変性を進行させる主要因である」(Felson DT, 2006)
つまり変形性膝関節症は、👉 これまで家族や仕事のために頑張ってきた結果とも言えるのです。
レントゲンでの判断基準
医療機関では主にX線(レントゲン)で評価します。
代表的な所見は
関節裂隙(隙間)の狭小化
骨棘(こつきょく:骨のトゲ)形成
骨硬化像
などです。
よく知られる評価法がKellgren-Lawrence分類です。
「X線所見に基づくKellgren-Lawrence分類は、変形性膝関節症の重症度評価として広く用いられている」(Kellgren JH, Lawrence JS, 1957)
ただし重要なのは、画像の重症度と痛みの強さは必ずしも一致しないという点です。
一般的な治療法
医療機関で行われる治療は主に
関節注射(ヒアルロン酸など)
痛み止め(内服・外用)
リハビリ(運動療法・物理療法)
です。
これらは痛みを抑える手段として有効ですが、「なぜ膝に負担がかかっているのか」という根本原因へのアプローチは十分でないこともあります。
痛みは「膝だけ」の問題ではない
歩行や立ち上がりの動作では、
足首
股関節
骨盤
体幹
が連動しています。
どこか一部の動きが悪くなると、膝に負担が集中します。
「変形性膝関節症の疼痛には、関節局所因子だけでなく、筋力低下や運動パターンの変化が関与する」(Bennell KL et al., 2013)
整体で整えながら生活動作を変える
整体では
足首・股関節・骨盤の動きの調整
筋肉の緊張バランスの調整
歩き方・立ち上がり方の指導
を行い、膝にかかる負担そのものを減らすことを目的とします。
この「負担のかかり方」が変わるだけで、
歩くのが楽
夜の痛みが減る
長く歩ける
といった変化が驚くほど早く出るケースも少なくありません。
これまで病院に勤めていた頃も含めなんと膝が痛い人が多いことか。感覚としては運動器の痛みとしては一番多かったと思います。痛みがなかったらいいのに、、どうにかできないですか?たくさんの人から相談いただきました。このようなかたの力になりたい、そう思って整体を立ち上げています。できるだけたくさんの方の笑顔を見るために全力でサポートします。ご連絡いただければ幸いです。
まとめ|変形性膝関節症は「終わり」ではない
変形性膝関節症は長年頑張ってきた体からのサインです。
そして今からでも、
体を整える
動作を変える
ことで、痛みは十分コントロールできます。
「もう仕方ない」と諦める前に、膝だけでなく体全体から整えるケアを始めてみませんか?
当院では、お一人おひとりの体の状態と生活背景を確認しながら、無理のない改善方法をご提案しています。
参考文献
Felson DT. Osteoarthritis as a disease of mechanics. Osteoarthritis Cartilage. 2006.
Anderson AS, Loeser RF. Why is osteoarthritis an age-related disease? Best Pract Res Clin Rheumatol. 2010.
Bennell KL, et al. Exercise and osteoarthritis. Br J Sports Med. 2013.





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