運動が続かない人へ|③家でできる「ながら運動」のすすめ
- 勝仁 林
- 1月27日
- 読了時間: 3分
更新日:2月4日

運動が続かない理由の多くは、「運動のための時間を作ろう」としてしまうことにあります。
忙しい日常の中で、新しく運動の時間を確保するのは、想像以上に大きな負担です。
仕事、家事、育児、用事…。1日の中で「運動専用の時間」を作ろうとすると、それだけでハードルが高くなってしまいます。
そこでおすすめなのが、ながら運動です。
ながら運動とは
ながら運動とは、特別な準備や場所を必要としない運動方法です。
普段の生活動作に、ほんの少しだけ運動要素を足します。
「運動をする」という意識ではなく、「いつもの生活を、少しだけ動きの多いものにする」という考え方がポイントです。
なぜ「ながら運動」は続きやすいのか
ながら運動が続きやすい理由は、とてもシンプルです。
すでにやっている動作を使う
新しい時間を作らなくていい
頑張らなくていい
人は「追加の行動」よりも、「既存の行動に少し足す」方が、習慣化しやすいとされています。
そのため、運動が苦手な方や、忙しい方ほど、ながら運動は相性が良い方法です。
今日からできる具体例
① 便座から立ち上がったあとにスクワット3回
すでに行っている「立ち上がる動作」を活かします。
トイレの後に、ゆっくりスクワットを3回するだけで、太ももやお尻の筋肉がしっかり使われます。
② テレビを見ながら、かかと上げ
テレビを見ている時間は、多くの方が毎日ある時間です。
座ったまま、または立ったままで、かかとをゆっくり上げ下げするだけでもOKです。
③ キッチンに立っている間に、かかと上げ
料理や洗い物をしている間に、かかと上げを行うことで、ふくらはぎの筋肉が使われ、血流改善にもつながります。
短時間でも「毎日」が体を変える
ながら運動は、1回あたりの運動量は決して多くありません。
しかし、毎日繰り返すことで、確実に体は使われます。
筋肉への刺激が途切れない
血流が保たれやすい
「動くこと」が当たり前になる
この積み重ねが、将来の体を守る土台になります。
整体の視点:ながらでも動いている人の特徴
整体の現場でも、「ながらでも体を動かしている人」は、
加齢に伴う筋力低下
バランス能力の低下
が、比較的ゆるやかな傾向があります。
一度にたくさん動くことよりも、少しでも毎日体を使うことが重要です。
ながら運動の注意点
ながら運動は安全性が高い方法ですが、いくつか意識しておきたいポイントがあります。
痛みが強い時は無理をしない
動作は「ゆっくり・丁寧」に行う
回数より「続けること」を優先する
「やらなきゃ」と気負わず、できる範囲で行うことが、継続のコツです。
ながら運動は「健康のためにやる」ものではない
運動というと、「健康のために頑張らなければならない」と考えがちです。
しかし、ながら運動は違います。
生活の延長
ついでに動く
気づいたら続いている
そんな感覚で十分です。
まとめ
運動を続けるコツは、頑張ることではありません。
生活の中に、自然に組み込むことです。
「健康のために運動するぞ!」と気負わず、できることを、気楽に、楽しみながら続けていきましょう。
参考文献(引用文献)
Lally P, et al.
How are habits formed: Modelling habit formation in the real world.
European Journal of Social Psychology. 2010.
→ 日常行動に組み込むことが習慣化に有効であることを示した研究。
Booth FW, et al.
Lack of exercise is a major cause of chronic diseases.
Comprehensive Physiology. 2012.
→ 日常的な身体活動の重要性を示したレビュー論文。
ACSM (American College of Sports Medicine).
Physical Activity Guidelines.
→ 軽度〜中等度の身体活動でも健康効果があることを示すガイドライン。





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