坐骨神経痛とは?|気づかぬうちに進行する“足のしびれ・痛み”の正体
- 勝仁 林
- 2 日前
- 読了時間: 4分

目次
「お尻から太もも、ふくらはぎにかけてジンジンする」「長く歩くと足がしびれて休みたくなる」このような症状で悩んでいる方は少なくありません。
その代表的な原因の一つが坐骨神経痛です。実は、坐骨神経痛は日本人の約5人に1人が生涯で一度は経験するといわれるほど身近な症状であり、特に中高年以降で増加します。
また、坐骨神経痛の背景には脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどが隠れていることも多く、「地味だけど生活を確実にむしばむ痛み」と言える存在です。
男性でも女性でも高齢者には特に多いと現場でも実感しています。み
この記事では、
坐骨神経痛の正体
簡単な診断の考え方
エビデンスに基づく改善方法
現場で多いケースと整体的視点
について分かりやすく解説します。
坐骨神経痛とは病名ではなく症状の総称です。腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先へ走る「坐骨神経」が何らかの理由で刺激・圧迫されることで起こります。
代表的な原因
腰部脊柱管狭窄症
腰椎椎間板ヘルニア
梨状筋症候群
変形性腰椎症
つまり、「坐骨神経痛=脊柱管狭窄症」と決まっているわけではありません。
主な症状
お尻〜足にかけての痛み・しびれ
片側に出ることが多い
歩くと悪化、休むと軽減
前かがみで楽になるケースも多い
痛みよりしびれがメインという方も多く、放置しがちなのが特徴です。
簡単な診断の目安
医療機関では画像検査(MRIなど)が用いられますが、目安として以下が参考になります。
足を伸ばして上げると痛みが出る(SLRテスト)
歩くとしびれて、休むと回復する(間欠性跛行)
前屈姿勢で楽になる
これらが当てはまる場合、坐骨神経が関与している可能性があります。
どうやったら良くなるのか?(エビデンスより)
近年の研究では、手術以外の保存療法が第一選択とされています。
有効とされるもの
運動療法
体幹・股関節周囲の筋力トレーニング
ストレッチ
生活指導
特に**「動くこと」**が重要で、安静にしすぎると回復が遅れることが分かっています。
実践編|自宅でできる基本対策
仰向けで膝を抱えるストレッチ
お尻(殿筋)のストレッチ
太もも裏のストレッチ
10〜15分のウォーキング
「痛みゼロまでやる」よりも、少し楽になる範囲で毎日続けることがポイントです。
臨床現場で感じる“多いパターン”
腰よりも股関節やお尻の硬さが強い
長時間座りっぱなし
運動不足
体幹筋力の低下
画像では大きな異常がなくても、体の使い方のクセが原因になっているケースが非常に多く見られます。
整体の視点からのコメント
坐骨神経痛は「神経そのもの」だけを見るのではなく、腰・骨盤・股関節・足の動きの連動を評価することが重要です。
動きにくい関節
過剰に頑張っている筋肉
使えていない筋肉
これらを整理し、体のバランスを整えることで、神経への負担が減り、症状が軽減しやすくなります。
ここ最近では手術に踏み切る人が増えています。その前に整体にご相談してみてください。施術だけでなくいろんな動作の工夫によって生活がしやすくなることがあります。
まとめ
坐骨神経痛は珍しい症状ではありません。しかし、正しく向き合えば改善が期待できる症状でもあります。
「年齢のせい」と諦める前に、体の状態を一度見直してみませんか?
当院では、評価を重視した整体と運動指導を組み合わせ、坐骨神経痛でお悩みの方をサポートしています。お気軽にご相談ください。
参考文献
日本整形外科学会. 腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン
van Tulder M, et al. Exercise therapy for low back pain. Cochrane Database
Delitto A, et al. Clinical practice guidelines for low back pain. JOSPT
Genevay S, et al. Lumbar spinal stenosis. Lancet
Hayden JA, et al. Exercise therapy for chronic low back pain. Ann Intern Med





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