運動が苦手な人でもできる|無理なく始める3つのコツ
- 勝仁 林
- 1月23日
- 読了時間: 4分
更新日:2月4日

運動が続かないのは、意志の問題ではありません。多くの場合、「頑張ろうとしすぎている」だけです。
「毎日やらなきゃ」「しっかり運動しなきゃ」
そう考えた瞬間に、運動は一気にハードルが上がります。
無理なく運動を始め、続けていくためには、頑張らないための工夫が必要です。
そこで今回は、運動を無理なく始めるための3つのコツを紹介します。
運動を無理なく始めるための3つのポイント
① 誰かと一緒にする
一人だと続かなくても、誰かと一緒なら不思議と動きやすくなります。
これは気合や性格の問題ではなく、人の行動特性によるものです。
家族や友人と
一緒にやる
やったかどうかを話す
それだけでも十分です。
なぜ「誰かと一緒」だと続きやすいのか
人は
誰かに見られている
誰かと約束している
誰かと共有している
こうした状況になると、自然と行動を継続しやすくなります。
整体の現場でも、一人で黙々と頑張ろうとする方より、誰かと関わりながら動いている方のほうが、無理なく続いている印象があります。
無理なく取り入れるコツ
必ず同じ場所・同じ時間にやる必要はありません。
家族に「今日は歩いた?」と聞いてもらう
運動したことを誰かに報告する
同じ目標を持ち、それぞれのペースで行う
一緒にやらなくても、つながりがあるだけでOKです。
② 記録する
運動を始めても続かない原因の一つが、**「効果が実感できない」「達成感がない」**ことです。
そこで有効なのが、運動を記録することです。
これは感覚的な話ではなく、研究(文献)でも、記録が運動継続に有効であることが示されています。
なぜ記録すると続きやすいのか
人は、頑張ったことを意外とすぐ忘れてしまいます。
記録がないと、「最近、何もできていない気がする」と感じやすくなります。
一方で、記録を見返すことで、
意外と歩けている
少しずつ増えている
サボった日があっても再開できている
といった前向きな実感が得られます。
この「できている感覚」が、次の行動につながります。
記録はシンプルでOK
細かく書く必要はありません。
今日の歩数
10分歩いた
体操した
これだけで十分です。
携帯のメモ機能やカレンダー、健康アプリなど、続けやすい方法を選ぶことが大切です。
③ ながら運動をする
運動が続かない最大の理由は、「運動のための時間を作ろう」としてしまうことです。
忙しい日常の中で、新しく時間を確保するのは大きな負担になります。
そこでおすすめなのが、ながら運動です。
ながら運動とは
ながら運動とは、普段の生活動作に、少しだけ運動を足す方法です。
「運動をする」のではなく、「いつもの生活を、少しだけ動きの多いものにする」という考え方です。
今日からできる具体例
便座から立ち上がったあとにスクワット3回
テレビを見ながら、かかと上げ
歯みがき中に、軽く足踏み
どれも短時間ですが、毎日繰り返すことで確実に体は使われます。
整体の現場でも、「ながらでも動いている人」は、加齢に伴う筋力やバランス低下がゆるやかな傾向があります。
まずは「できそうなもの」から
この3つのコツは、どれも特別な準備や、強い意志は必要ありません。
すべてを一度にやる必要もありません。
これならできそう
これは自分に合いそう
そう感じるものを、1つだけ選べば十分です。
まとめ
運動を無理なく始めるために大切なのは、頑張ることではありません。
誰かと一緒にする
記録する
生活に組み込む
こうした続けやすい仕組みを使うことです。
無理なく、気楽に、自分のペースで始めてみてください。
次回予告
次回からは、それぞれの項目について、
なぜ続きやすいのか
どう取り入れればいいのか
を、もう少し詳しく解説していきます。
参考文献(引用文献)
Lally P, et al.
How are habits formed: Modelling habit formation in the real world.
European Journal of Social Psychology. 2010.
─ 習慣化には「既存行動に組み込むこと」が重要であることを示した研究。
Bravata DM, et al.
Using pedometers to increase physical activity and improve health.
JAMA. 2007.
─ 記録(歩数計)が身体活動量と継続率を高めることを示したメタ解析。
Carron AV, et al.
The influence of group cohesion on exercise adherence.
Journal of Sport & Exercise Psychology.
─ 他者との関わりが運動継続に与える影響を示した研究。





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