運動記録をつけると体は変わる|続けられる人の共通点
- 勝仁 林
- 1月26日
- 読了時間: 4分
更新日:2月4日

整体の現場でも、歩数や運動を記録している方は、
「最近、疲れにくくなった」
「前より歩くのが楽になった」
といった、体の小さな変化に気づきやすい傾向があります。
一方で、ほとんど動いているのに「何も変わっていない気がする」と感じる方の多くは、運動の記録を残していません。
この違いは、運動量そのものよりも、**「振り返れるかどうか」**にあります。
なぜ記録すると体の変化に気づきやすいのか
記録の大きな役割は、「動いた量」と「体の感覚」を結びつけることです。
数字やメモを見返すことで、感覚だけでは分かりにくい変化が、はっきりしてきます。
例えば、
よく歩けた週は、腰や膝が楽
歩数が少ないと、体が重い
活動量が多い週は、気分が前向き
このように、体の調子と行動の関係が見えてくると、「また少し動いてみよう」という気持ちが自然に生まれます。
記録は「モチベーション管理」ではなく「気づきの道具」
記録というと、「頑張るためのもの」「サボらないためのもの」と思われがちですが、実は逆です。
記録の本当の目的は、自分の体を理解することです。
何をすると楽になるのか
どれくらい動くと疲れすぎるのか
自分に合ったペースはどれくらいか
これが分かると、無理な運動を選ばなくなり、結果的に継続しやすくなります。
整体の視点:記録できている人の共通点
整体の現場では、記録をしている方ほど、
体の変化を言葉で説明できる
不調の原因に気づきやすい
調子が悪い時の対処が上手
という傾向があります。
これは、「自分の体に意識が向いている」状態が、すでにできているからです。
記録は、体と向き合うきっかけを作ってくれます。
記録はシンプルでOK
記録は、決して細かく書く必要はありません。
おすすめは、次のどれか一つだけ。
① 歩数を見る
スマートフォンや歩数計で、1日の歩数を「見るだけ」でも十分です。
② 一言メモを書く
よく歩いた
少し疲れた
体が軽い
これくらいのメモでOKです。
③ 週に1回だけ振り返る
毎日書けなくても問題ありません。週末に「今週はどうだったかな」と振り返るだけでも効果があります。
携帯のメモ機能で十分です。紙でも、アプリでも、方法は問いません。
記録が運動継続につながる理由
記録があると、「できていない」よりも「できている」に目が向きやすくなります。
歩数が少ない日があっても
動けない週があっても
振り返った時に、「それでも動いている日がある」と確認できることが、次の行動につながります。
記録する際の注意点
記録は便利な反面、やり方を間違えると逆効果になることもあります。
注意① 他人と比べない
歩数や運動量は、必ず自分基準で見ましょう。
注意② 目標を高くしすぎない
「1日1万歩」などに縛られると、できなかった時にやる気を失いやすくなります。
注意③ 書けない日があっても気にしない
記録が空いても問題ありません。また再開できれば、それでOKです。
記録は「続けるための味方」
記録は、運動を管理するためのものではなく、続けるための味方です。
頑張りすぎない
体の声に気づく
自分のペースを知る
そのための道具として、気軽に使ってみてください。
まとめ
記録している人ほど体の変化に気づきやすい
数字と感覚を結びつけることで行動につながる
記録はシンプルでOK
比べず、責めず、続けることが大切
体の変化に気づくこと自体が、運動を続ける力になります。
まずは今日、歩数を見るだけから始めてみてください。
参考文献(引用文献)
Michie S, et al.
The behavior change wheel: A new method for characterising and designing behaviour change interventions.
Implementation Science. 2011.
→ 行動変容における自己モニタリング(記録)の有効性を示した研究。
Bravata DM, et al.
Using pedometers to increase physical activity and improve health.
JAMA. 2007.
→ 歩数計による記録が身体活動量と健康指標を改善することを示したメタ解析。
ACSM (American College of Sports Medicine).
Physical Activity Guidelines.
→ 身体活動の「量を把握すること」の重要性を示した国際的ガイドライン。





コメント