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少しの運動でも効果あり|健康と痛み改善に効く「動く習慣」の本当のメリット

  • 執筆者の写真: 勝仁 林
    勝仁 林
  • 1月23日
  • 読了時間: 5分

更新日:12 時間前

目次


― 運動が苦手な人ほど知っておいてほしい話 ―

「運動は体にいい」

この言葉を聞いたことがない人は、ほとんどいないと思います。実際、運動は私たちの身体と心の両方に良い影響を与えることが、多くの研究で示されており、医学的にも確立された事実です。

定期的に体を動かすことで、次のような効果が期待できます。

  • 高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防

  • 筋力や関節機能の維持

  • 肩こり・腰痛など痛みの予防・軽減

  • ストレスの軽減、気分の安定

  • 睡眠の質の向上

世界保健機関(WHO)も、健康維持のために週150分程度の中強度の運動を推奨しています。


ジムで汗を流す人が「羨ましく」見えることはありませんか?

街でランニングしている人や、ジムで黙々とトレーニングしている人を見ると、

「意識が高くてすごいな」「人生を謳歌しているように見えるな」

と感じる方もいるかもしれません。

しかし実際には、運動を始めた人のうち、1年後も継続できているのはごく一部だと報告されています。

海外の研究では、新しく運動を始めた人の約半数が6か月以内にやめてしまうことが示されています¹。さらに、長期的に習慣として定着する人は全体の20%前後とも言われています²。

つまり、ジムに通うほど健康意識が高い人でさえ、継続は至難の業なのです。

「続かない自分はダメ」なのではなく、続けること自体が難しい行動だと知っておくことが大切です。


それでも運動が続かないのは「普通」です

ここまで読むと、「やっぱり運動は大事なんだな」と思う方も多いでしょう。

それでも、なかなか続かないのが運動です。

正直に言うと、私自身も寒さを理由にウォーキングをサボりがちです(笑)。

でも、これは決して珍しいことではありません。

生活習慣は、そもそも身につきにくい

運動に限らず、生活習慣を変えること自体がとても難しいものです。

  • 忙しい

  • 疲れている

  • 気分が乗らない

こうした理由が重なると、運動は真っ先に後回しになります。

特に、

「仕事や家事で手一杯」「そこまで困っていない」「疲れることはしたくない」

そう感じるのは、とても自然なことです。

「分かっているけど、できない」は意志の問題ではない

多くの人は、運動が体に良いことを頭では理解しています。

それでも行動に移せないのは、意志が弱いからではありません。

人は本来、

  • 変化を避ける

  • 楽な方を選ぶ

  • 今すぐの快適さを優先する

という性質を持っています。

つまり、「分かっているけど、できない」は人として普通の反応です。

痛みのある人ほど「動かなさすぎ」に注意

肩こりや腰痛があると、

「動いたら悪化しそう」「安静にしたほうがいいのでは」

と思いがちです。

しかし、動かない時間が長くなるほど

  • 筋肉が硬くなる

  • 血流が悪くなる

  • 関節の動きが小さくなる

といった変化が起こり、かえって痛みが出やすい体になってしまいます。

慢性的な痛みの多くは、「使いすぎ」よりも**「使わなさすぎ」**が関係しているケースも少なくありません。

だからこそ「少し動くだけ」でいい

ここで大切なのは、最初から理想を目指さないことです。

WHOの150分という数字は、あくまで目安です。

  • 5分歩く

  • 1駅分だけ歩く

  • エレベーターではなく階段を使う

こうした小さな動きでも、体には十分な刺激が入ります。

「やらない」より「1分やる」ほうが、体は確実に変わります。

整体の視点:少し動いている人の体は回復しやすい

整体の現場でも、

  • まったく動かない人

  • 少しでも体を動かしている人

では、体の状態に違いが出ます。

少しでも動く習慣がある人は、

  • 体のこわばりが出にくい

  • 疲れが抜けやすい

  • 痛みが慢性化しにくい

傾向があります。

激しい運動よりも、動かない時間を減らすことが重要です。

運動は「心」にも効く

軽く体を動かすと、脳内では気分を安定させる物質が分泌されます。

その結果、

  • 気持ちが前向きになる

  • イライラしにくくなる

  • 夜眠りやすくなる

といった変化が起こります。

「気分転換に少し歩く」は、実はとても理にかなった方法です。

続けるために大切な考え方

運動は、頑張って続けるものではありません。

生活の中にそっと組み込むものです。

  • 完璧を目指さない

  • できない日があっても気にしない

  • また戻れればOK

この考え方が、結果的に一番続きます。

まとめ

  • 運動は体と心の両方に良い

  • 続かないのは普通

  • 痛みがある人ほど動かなさすぎに注意

  • 「少し動く」で十分

  • 完璧より細く長く

  • 気負わない


参考文献(引用文献)

World Health Organization (WHO).

Guidelines on physical activity and sedentary behaviour.

2020.

─ 身体活動が健康に与える影響と推奨運動量を示した国際ガイドライン。

Booth FW, et al.

Lack of exercise is a major cause of chronic diseases.

Comprehensive Physiology. 2012.

─ 運動不足が生活習慣病の主要因であることを示したレビュー。

Dishman RK, et al.

Physical activity and mental health.

American Journal of Preventive Medicine.

─ 運動がメンタルヘルスやストレス軽減に与える効果を示した研究。

 
 
 

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